ヘアサロン髪人 の日記
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距離
2013.07.30
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我々の同業者の自慢話?の中で、「どれだけ遠方からお客様が来店してくれているのか?」 という要素があります。
その来店理由の筆頭は、お客様とサロン&技術者の 『相性』 ということになるのでしょうが、技術力&人間力があってこその来店なので、サロン&技術者側としては 『誇り』 に思って良いことでしょう。
私事ですが、当店も先週の土・日曜日と本日火曜日の3営業日に、遠距離来店のトップ3といえるお客様のご来店が続きました。
まず、土曜日のお客さんは上海からの来店です。
曳舟在住時には、「あんた下手だけど近いから来てるだけ」と言っていたのに、立石に引越した後もわざわざ足を運んでくれ、結局上海からも帰国のたびに来店してくれる、おかしなお客さんです。
そのお客さんいわく、「上海で日本人がやってる美容室行ったけど、中国には 『梳く』文化がないらしく、妙に重たい頭になる」 とのことでした。
貴重な情報です。
日曜日のお客様は国内最遠方、静岡県三島市からのご来店です。(めちゃくちゃ良い人です)
そのお客様からは、「伸びてきた時に白髪が目立つのいやだから、時間とともに退色するように染めて欲しい」 との要望を受け、試行錯誤の末に現在のレシピになりました。
新しい店で、再び細かい説明をするのが大変なのでしょうか?
貴重な休日を使い、高速バスで遠路ご来店頂いております。
そして、本日火曜日は最遠方、カリフォルニアからの登場です。
と言っても、年に1~2回の帰国の時だけ来てくれる、ほとんど米国人なジャパニーズです。
基本、軟らかくおさまりの良い毛髪を対象にカットしている米国人に、硬くて立つように生えている毛髪を誇る日本人のカットをさせても上手くはいきません。
事実、本日のお客さんも、日本への帰国が決まると米国ではカットしないそうです。
曳舟の赤ら顔のおっさんが 『打倒米国』 を達成したのです。
本当に遠い所、皆様ありがとうございました。